5冊目 ヴィオラ母さん

破天荒とは、こういう人のことを言うのだ。
漫画家ヤマザキマリを育てた猛烈な母、リョウコ

良家の子女に生まれながら、音楽で生きていくために単身北海道に移住。

指揮者と結婚し長女を授かるも肝心の夫は早々に他界。

演奏活動もしつつシングルマザー生活を送る。


しかしこの女性、バイタリティが尋常ではなかった…!



エッセイと漫画で面白おかしく綴られるリョウコの奇行、少女時代の思い出、何気ない日々のワンシーンの中に、我々の価値観を揺るがすような真理を孕んでいる。


お金とは、生活とは、仕事とは、家族とは…?

自分にとっての「ほんもの」を見つけ出すための示唆に富んだ一冊。


松浦信孝の読書帳

本を読んで考えたことを中心に好き勝手書いてます。

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