2022新年の抱負

昨年末にある人から課題を授かった。


それは、「バランス」

昨年を振り返り、精神と身体に寄った上半期。仕事にシフトした下半期。


その2つのバランスをもっと細かなスパンで切り替え乗りこなすこと。それが今年の課題。


自分の中でも似たテーマがある。統合(Integration)である。


両極端の世界を見た後に、最近こだわりの壁がどんどん溶けていくのを感じる。


真理に近い方が偉い、とか読書しないとダメ、やらそもそも読んでいる本で人間がバレるとか


そんなことはもはやどうでも良くて。


世界には色々な考えの人がいて、そのそれぞれが各自自分の段階を一生懸命生きています。それで良いのです。という思いになってきている。


だから、このままの風潮では世の中が腐る、だとか


SDGsに専念しないと地球環境が終わる


とかも余り気にしない。人間の行動如何でどうにかなってしまうほどに世界のバランスはちゃちなものではないと思っている。


そうした危機感を元に行動するのは個人としては大切だけど、他人に要求した瞬間に断罪と衝突が生まれる。それはハッピーなエネルギーの流れではないなと感じてしまう。


折角良いことに気づいたのなら、全力でそれを楽しめば自ずと人は巻き込まれていくと思っていて、良いことを感染させようと思うなら楽しくすることが最善だと日本の神話でもアメノウズメ達が証明しているわけだし、そういう所でユーモアって光るよなと考えている。


何でわざわざこんな事を書くかって、両極端のどちらかを選択し荷担する事に疲弊しているからであって、非二元を標榜しながら何かをジャッジするってそれ二元論じゃないかという矛盾にげんなりしてしまう。


だから、修養が進むほどに確信は深まれども他人と意見をぶつけ合うことの徒労性にも気づいていき、大体のことはどうでも良くなっていくのではなかろうか。


本は読んだ方が楽しく生きられるかも知れないけど、マストではない。


センスも磨いた方が色んな景色を見られて楽しいとは思うけれど、義務ではない。


人に要求なんてしない。期待もしない。その方が楽じゃないだろうか。


怒ったり見下したりするのも疲れるし、反発したり反論したりもエネルギーの無駄を感じる。


折角生まれた一度きりの人生の中で、自分がどこまで登山できるかだけ楽しんでいれば平和なのにな。と思った新年である。


松浦信孝の読書帳

本を読んで考えたことを中心に好き勝手書いてます。

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