2021.11.28 09:08barと本棚、禊の時代いつの間にか前回の投稿から一ヶ月超が経過していた。怒涛の日々も些か落ち着きを取り戻したのとほぼ同時に、身の回りでは風の流れが変わりつつあるのも感じる今日この頃。まもなく2021年も終わりを迎えようという時期になっていて、はてさて今年の頭に掲げたスローガンはなんだったかと、早めの振り返りを始めてみる。今年のスローガンは、「ダウンヒルはじめます」だった。新時代の到来の予兆とともに昨年を貫いたのは自分自身にとっての、「霊性の探求」としてひたすら人間とは何か、人生とは何か、仕事とは何か、健康とは、病とは、を考えることだったように思う。それはある種浮世離れした足掻きとして周囲の目から映ったかもしれないし、現にその熱病めいた衝動が、自分の本業に向き合えないジレンマ...
2021.08.29 12:32謎の閉塞感とタスクの洪水俯瞰してみれば別に大したことは無いはずなのに、足が止まってしまうことがある。最近がそうだ。一見順調で着実に自分は変化してきたと思っているが、その変化の揺り戻しが来ている。肉食を辞めたと思ったら戻ったり、酒離れをしたはずが気づいたら飲んでいたり人の変化はパキッとしたデジタルなものではなく、波のグラデーションのように行きつ戻りつするものだとは思っているが、自分でも何だかなあと思ってしまう。ともやもやしていたら、高校時代の英語リスニングの授業を思い出した。先生は立派な髭をたくわえたダンディな声の副校長。どんどん生徒に当てるスタイルと褒め上手なので、下手の横好きでも英語が好きになった。その先生が授業の中で言うには、英語リスニングの音源で1つ聞き取れない単語があ...
2021.08.22 02:47美味しさに疲れる時最近、考えていることがある。現代における美味しさの主成分はだいたい同じだ。塩、脂、旨味この3つで大体のものは美味しくなる。マックとかスナック菓子、ラーメンなど一見別の食べ物も、同じ計算式で構成されている。昨年自粛期間中に在宅勤務となっていた2ヶ月間、ほぼ毎日ご飯は料理系Youtuberの動画を見て作っていた。そうした料理は確かにその瞬間は美味しい。けれど食べた後に確実に眠くなるし、なんだか疲れることに気付いた。美味しすぎるハンバーグ、美味しすぎる青椒肉絲、美味しすぎる唐揚げ・・・美味し「すぎる」のだ。味覚は最大限満足させられても、今思えば身体がうんと言わない料理ばかりだった。人間は美食を追求するあまり病を喰らうようなことを時々する。天然の理に背いてしま...
2021.08.05 14:12整えば自ずから痩せる反感を買うだろうか。今年に入ってから今月までで4kg痩せた。ローペースだから大したことではないかもしれない。僕は157cmと、男性にしてはかなり低身長な方ではあるが、昔から体重の変動は大きい。大学受験の浪人時代、身長そのままで63kgまで増えた。受験太りという奴である。大学に入学して、バドミントン部に勢いで入部。週4回の部活動と、1年生の頃は毎週金曜日の体育の授業があったため、冗談とかではなく、毎週1kgずつ痩せていった。食事を抜いているとかではなく、運動量>>>>>体重維持の食事量に当時はなっていたんだと思う。面白いほどに体重は減り、どんどん身体は軽くなっていった。そして到達したのが48kg。ここで体重は下げ止まった。当時の写真を見返すと、さながらマ...
2021.07.11 09:11木々は友達、草も友達福岡に、大石香さんという、ワーゲンバスで本を売り歩く、移動書店るーこぼん、という一人書店を営む人がいる。サイトはこちらとても素敵な方で、生活に根ざした、地に足のついた選書がとても魅力的な方で、先日ふと思い立ち注文をさせていただいた。その中の一冊が、これだ。
2020.11.22 23:01決めつけへの刃〜酒よさらば〜最近、色んなものを手放してみるテストをしています。今回はお酒を、辞めました。元々弱いのに更に弱くなったなー、3杯目でもう気持ち悪くなるなーと思ってたので試しに二週間ほど禁酒。先日、流石に完全なるゼロってどうなの?と思って頂いたビール500缶を飲んでみたら見事に翌日頭痛、久々の身体の重い感じを思い出し、やっぱり、もういいのだとすっきり。毎朝軽い身体で目が覚めるって、いいものですね。逆に、何気ない会話で、ふとしたときに出てくる自分の中の猛烈な怒りの感情これは自覚していなかったのだけど、野放しにするのはまずそう。大体話題がコロナ関連の時に出てくるので、自分も相当ストレスに感じているのかも・・・。「いい加減にしてよ、世界」みたいなね。漠然とした対象の明らかでは...
2020.10.01 13:23一人書店革命最近、すみびらき書店や、一人書店といった、面白い試みをしている方々に知り合う機会が増えてきた。初めは、鹿野青介さんの開いた、「しかのいえ」であった。こちらは、自宅の一部を開放し、二階をレンタルスペースとして貸し出したり、一階の書店スペースで本とお茶を商ったりする不思議な空間だ。我が家では小さい頃から、来客の絶えない家は繁栄する。と教わってきた。戸が笑うのである。自宅兼店舗、というのは斬新であるが、どこか懐かしい。昔の商店や駄菓子屋の、お店の奥にお茶の間があるイメージを彷彿とさせる。やさしさと感性の人、鹿野さんが厳選した本が、特注の「本のおかもち」の中に収められている。そんなしかのいえは十条の住宅街の隅に、ひっそりと佇んでいる。なんだか秘密基地を一つ、見...
2020.09.28 01:11くらしの再編集世界がコロナに翻弄されるようになってから、もしくはその少し前の昨年から、様々な出会いをしている。外出できる時には直接、自粛期間に入ってからはZoomで、普段出会えなかったはずの人達に会い、いろんな刺激を受けてきた。昨年末あたりに友人に語った自分でも印象深い言葉は、「周りにいる人が変わった」である。思えば、人生の節目節目で、その時そばにいる人たちから、自分は多くのことを教わってきた。その新たな局面を象徴する一言が、前述の言葉になる。ああ、自分は変わった。それも今までとはどうやら、方向性の違う変化が来ているようである。昔から、変わるという言葉に妙に惹かれる。小学校低学年で夢中になったデジモン、ポケモンは「進化」がテーマだし、大好きだった昆虫も「変態」で幼虫...