2020.05.24 09:48静寂の中に新たな次元を見つける。ひとりの時間が増えると、いろいろなことを考える。自分が無自覚に固執していた執着や、自分の意見に紛れ込んだ一欠片の敵意に気付かされる。ああ、自分はこれを誰に叩き付けたいんだろう。何に反論したかったのだろう。解いてみれば、大したことでは無い。届けたい相手も曖昧な怒りの数々。凡そ的確とは言えない陳腐な指摘。攻撃的な文章ほど筆が乗る。人にベクトルが向いたときには、好き勝手言える。でも、自分を鑑みれば、それを言っている自分のなんと小さいことか。(身長ではない)伝えたいその言葉は、人に求めているのか?自分に求めていることか?ベクトルが自分以外を向いているときは、成長の実感からほど遠いところにいる気がする。そんな自分へのもやもやが、また人への怒りとなって増幅されてい...
2020.05.16 07:18文脈自分は文章以外でこの言葉を、生い立ちとか家系とか、職業、経験、そういった個人を構成する要素の総体として使うことがある。自分の人好きの傾向は、多様な文脈がある人、すなわち人と違う自分を肯定する生き方をしてきた人、になるのかもしれない。個々人が唯一無二の存在で、紛れもなくオリジナルなのだけど、その中でも際立っている人に魅力を感じてしまう。それは言い方を変えると、自分の意思に正直だった人、心の声をちゃんと聞いた人、になるのかもしれない。ファッションに左右されず、流行に惑わされず、自分の拍子を刻んで生きる。そういう姿に憧れる。かといって、周囲と無関係に生きるのではなく、与えられた場所、降ってきた条件を肯定して生かして、その人自身の味わいにしていく。それが文脈を...
2020.05.06 02:18読書の先に追い求めているもの昨日5月5日、岡山の皆さんと、センジュ出版吉満さん、どくすめ小川さんのZOOMの会に混ぜて頂いた。1次会、2次会で計4時間に及ぶ会だった。自分にとっては皆さん初対面ながら、『しずけさとユーモアを』読者という共通点を通して出会った岡山の方々はとても素敵で、是非ともコロナが明けたら岡山に会いに行きたいと思った。会の中で、僕にも少し話題を振って頂き、吉満さんが、「読書のすすめに出会う前と後で、変わったことは何ですか?」と質問してくれた。読書のすすめに出会って変わったこと。まずは、読む本の種類だ。自己啓発本や良さげなビジネス書、最新を謳った翻訳本などが好きでよく読んでいた。清水店長や小川さんが読んだ本の中から、更に薦められる本しか置かない。という一見非効率な読...
2020.05.04 11:32イミテーション・ゴールドよく、自分のことを「すごい読書家で…」と紹介していただくことがある。とてもありがたいことである。ただ、実際の自分は、それほど本を読んでいるだろうか、と怪しくなる。そもそも、どの位本を読めば自分はそう紹介されることに慣れるだろうか。1日1冊か。現状ではとうてい無理である。1日数冊読むと言われる読書のすすめの清水店長や、同店員の小川さんなどには遠く及ばない。冊数は問題ではない、というのも理解してはいるが。それにしたって自分の現状はお粗末だ。そんな自分に読書家の称号は過分ではないのか。自分が思う「名著」を余り通って来ていないこともその自信の無さを形成する。夏目漱石は『坊ちゃん』しか読んだことがない。森鴎外は山椒大夫くらいだ。三島由紀夫の豊穣の海は2巻まで読ん...