「医療のこれから」を問い直すきっかけになる一冊
以前書いた『生きた仏教』の著者飯島貫実の著者の一つ
これも読書のすすめさんで購入、250冊限定復刊でしたが残るはあと僅か
上にも書きましたが、心ある医療者に読んで欲しい本です。
宗教と医療は本来、一対となって人間を癒し立ち直らせるものだ、という著者の主張から現代医学への警鐘まで、読みやすく論じられています。
日々病院で人の病と生死の境目を目にすると、様々な問いが浮かんできます。
治せる病気は増えた、死にかけた人の命を繋ぐこともできるデバイスや薬もどんどん良いものが出る
故にわからない、どこが引き際なのか
「老い」と「病い」の境目はどこにあるのか
病気を治すための治療が、結果的に寿命を縮めてしまったりする
治ったと思って退院しても、また少し経つと入院になってしまう
治せるってなんだ、それは傲慢ではないのか
生かすとは、生きるとは、本来、どういう事だったか
病院では「治り方」は聞けても健康でいられるにはどうすべきかの最適解は聞けない
本物の「養生」は古典や伝統の中にある
そんな、養生の世界に現代人を導いてくれる一冊が、『仏教ヨーガ入門』だと思います。
現代医学が絶対ではない、今ある宗教も本質を伝えてはいない
その辺に疑問を抱いたら、この本を読むべきでしょう。
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