3冊目 社会は変えられる

村上智彦に、やっと時代が追いついた。
膨れ上がる医療費
少子高齢化問題
2025年問題

医療・介護を取り巻く現状に対しての、問題意識は広まりつつあるのを感じている。
しかし、世間的な原因の共有は今ひとつである。

本書で明らかにされる、医療保険の歴史

それは、↓この本にも載っていた。

『僕らが元気で長く生きるのに本当はそんなにお金はかからない』武内和久 山本雄士


大学入学時に出会った衝撃の書


なぜ病気になってからの治療費の方が、病気になるまいと予防に使うお金より優遇されるのか。

病気になってからの治療は保険がきくのに、ワクチン接種、人間ドックは自費である。

自動車保険ですら事故を起こすドライバーは保険料が値上がりするというのに、健康保険はほぼ一律である。

病気の要因が必ずしも本人に帰属するとは限らないから、もちろん難しい問題ではあるのだが…

予防可能と証明されてるものに関しては、本人の努力要因を評価する部分があってもいいのではないか。

使えば使うほど支払ってもらえるとは、
コストの観念がバグってるとしか思えない。


衛生指導で多くの疾患を予防するより、一つの治療にお金をかけた方が収入になる出来高払い制


高校時代、医学部入学のための小論文にこの辺の思想をぶつけようとしたが、進学指導の観点から阻まれた。

まあ、一素人の高校生が医学部の教授に入試で提言したとてなにも変わらない。

受験生は評価してもらう側に過ぎない。

医師法、歯科医師法それぞれの第1条をここに引用する。

医師法
第一条 医師は、医療及び保健指導を掌ることによつて公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もつて国民の健康な生活を確保するものとする

歯科医師法
第一条 歯科医師は、歯科医療及び保健指導を掌ることによつて、公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もつて国民の健康な生活を確保するものとする。

医師、歯科医師の仕事の半分は「医療」すなわち治療に関するもの
しかしもう半分は「保健指導」による公衆衛生の向上および増進、すなわち国民を健康にするのが仕事と法律に明文化されているのである。

現行のシステムで、その本分を全うしているとは、まだ思えない。


組織の中に組み込まれた今でも、まだ自分はこんなことを考えている。


松浦信孝の読書帳

本を読んで考えたことを中心に好き勝手書いてます。

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