「しずけさとユーモア」を旗印に、数十年後まで残る本を生み出す事を目指す出版社、センジュ出版は生まれた。
センジュ出版の本は、紛れもなくこの縦糸の系譜に連なる本である。書いているのは今という時代である。でもきっと古びない。そこには人間の「ほんとう」が描かれている。
センジュ出版の本たちは、単に消費される本を逸脱し、長く本棚に残り、所有者の背中を押し、迷った時には優しく寄り添ってくれる。その願いから生まれてきた本たちは、言葉にできない部分のやさしさを蘇らせてくれる、今まであって欲しかったけれど現代には無かった、特殊な本たちになった。
自分は今まで、知恵をつけて武装し、社会を一人で変えていくための本を読んできた。その事は間違ってなかったと思っている。ただ、読んだ後で、現代にどう適用すれば良いのか、自分には考えが浮かばなかった。
センジュ出版4冊目 千住クレイジーボーイズ
センジュ出版5冊目 ハイツひなげし
ハイツひなげし、というアパートの各部屋の住人達が織りなす物語集
弱さとやさしさ。
小田島さんは救ってくれる。
センジュ出版6冊目 あの日ののぞみ246号
「頼まれごとは試されごと」や「あなたの期待、上回ります」など高校時代の僕にいくつかの名言と思考の転換点を与えてくれた中村文昭さんの小説
青春のみずみずしさの中に、人と人との温かい関わり合いが見えてくる。
センジュ出版7冊目 ぼくとわたしと本のこと
ある大学でゼミの先生から唐突に投げかけられた課題、先生とゼミ生全員22名で作家デビュー
学生ながらも、真摯な気持で自分と向き合う学生達(と先生)が自らの人生の中から掘り出した本の思い出や家族、友人達との向き合い方。本ブログでも前回記事で紹介しました。まっすぐな本です。
どれでも、お好みの本から読んでみて下さい。
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