自分を整える

最近、部屋で過ごす時間が圧倒的に増えた。


それはすなわち、自分と向き合う時間、自分を考える時間が増えたってことになる。


自分はこれから何を成して、何者になっていくのか


身動き取れなくなって生じた余白に、何を取り込むのか。


空間が想像力を生むように、時間も創造性を発揮させる。


日々のちょっとした疲れを、なんとなく飲んで、なんとなくごまかしてやり過ごしていたあの時間が無くなって、自分と向き合うようになると、いろいろ気になってくる。


自分を取り巻く環境の問題、身体の問題、内面の問題・・・


部屋は力をくれる。自分が普段過ごす空間を居心地よくするだけで、日々のパフォーマンスは劇的に向上する。


ずっとある肩こりや頭痛など、自分にとって「当たり前」になってしまった症状は、身体から自分へのメッセージかもしれない。肉体と霊性の両方の視点から、原因を検索してみる。

余分な脂肪が気になり始める。自分が何を食べてきたのか、何のために食べてきたのか。

身体の声に耳を閉ざしていなかったか。何を、どのタイミングで、どれだけ食べたいか。

今こそ自分に聞いてみる。大事なのは身体と対話することだ。


人に嫌われるかもしれないという恐怖、本当の自分を解放することへの抵抗、人並みの努力をしなければならないという焦り


常識的で「ちゃんと」しなければいけないという抑圧感

後天的にゴテゴテ身に纏ってきた「ねば」の断捨離を始めていくと、サラッと生きて行ける。


時間があるのに、どこへも行けない、そんなもやもやを無理やり何かで満たすのではなくて、敢えて色々手放してみる。

本当にどこかに行きたいのは、自由になりたいのは、身体じゃなくて、その精神かもしれない。


「余白」の創造こそが、次の創造性を生み出し、

もっと素敵なものが、そこにはまり込むのだと思う。

松浦信孝の読書帳

本を読んで考えたことを中心に好き勝手書いてます。

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